2013.09.27
グリーン・モールディングの実現に向けて (1)
◆ セルフコントロール機能 iplas
私たち松井製作所は、お客様の資源節約パートナーとして成形工場の「factor4」の実現を提言しております。「水のムダ」、「樹脂のムダ」、「エネルギーのムダ」を無くし、成型工場の資源生産性を4倍にする事を目指しております。
今回は、私たちがこの成形工場の「factor4」を実現するべく取り組んでいます活動の一つ、自社製品の改善/開発によって生み出されている、セルフコントロール機能 iplas についてご紹介させていただきます。
iplas
マツイが開発したセルフコントロール機能を持つ知能化された商品の総称です。iplas を搭載した商品は、お客様の使用状況を連続的にモニターし、最も少エネルギー・省資源な運転モードにコントロールされます。フル生産時、少量生産時や一時停止時など使用状況にあわせて装置を制御する事で、従来機と比較して大幅な省エネルギー、省資源を実現します。
松井製作所は、成形機の周辺機器、及びシステムの開発、製造、販売を主たる事業としております。この立場から成形工場の「factor4」の実現という観点でエ場を見ました時に、私たちに何ができるのかを考えました。
これまでも、省エネを考慮した製品開発をおこなってまいりましたが、実際に成形工場で消費される電力エネルギーの消費シェア率を計測してみましたところ、成形機本体よりも、私たちが取り扱っている周辺機器の方が、より多くの電力を消費している事実を知りました。
成形工場の「factor4」を実現するには、私たちの製品の、より根本的な、大幅な改革が必要だという事、そして絶好のポジションにあるという事がわかりました。
そうした背景の中で生み出されてきた iplas シリーズは、従来機と比較して、金型冷却機 MCC5-i では最高 57% の省電力化、質量式配合装置 JCW2-i では材料の混ぜ残りを 99%削減、除湿熱風乾燥機 MJ5-i では最大 75%の省エネを実現、ガスタン・ドラム缶破砕機MSHT-i では、システムを組む事で、最大 87%の省エネを実現できました。
iplas シリーズは省エネ、省資源だけでなく、排熱や騒音の低減という効果も持ち合わせ、成形工場の設備や空調等、環境にかかるコストの削減にも貢献する、成形エ場の「factor4」の実現に向けて、とても効果的なラインナップとなっています。
- エネルギーのムダをなくす
- 樹脂のムダをなくす
- グリーンモールディング全般